20代の女性も急増!?つむじや分け目が薄くなる3つの原因とは

つむじや分け目の薄毛と言えば老化現象で、年齢を重ねれば髪のボリュームが少しずつ無くなってくるのは仕方ありません。

ですが、最近では20代でも薄毛に悩む女性が増えてきているんですよね。

薄毛の進行具合は、体質によっても変わってくるので、人によってまちまちです。

また、様々な原因も考えられ、何をどう対処すれば改善できるのかわからないと悩んでいる若い女性も少なくないんじゃないでしょうか。

若ハゲなんてお医者さんに相談するのも恥ずかしいし、友達に相談するのもちょっと。。。だけどシャンプーする度に抜け毛げ増えている様な気がする。

女性の薄毛の悩みは切実です。

薄毛を改善していくには、その原因が何なのかを知って対処していく必要があります。

女性は男性と違って、ホルモンの作用で頭髪は薄毛になりにくいといわれています。

ですので、自分の薄毛の原因が何なのかを知って、毎日しっかりケアをしてあげることによって改善の余地は十分あるんですよね。

しかも、まだ20代という若さなら、なおさら改善出来る可能性が大きいと言えるんじゃないでしょうか。

つむじや分け目が薄くなる3つの原因についてまとめてみました。

女性のつむじや分け目が薄くなる3つの原因

原因その1:びまん性脱毛症

びまん性脱毛症とは、女性ホルモンと男性ホルモンのバランスの崩れによって進行する脱毛症のことです。

髪の毛が全体的に薄くなるのが特徴で、加齢によって女性ホルモンが減退したり、なんらかの要因によってホルモンバランスが崩れ、男性ホルモンの働きが強くなってしまうと起きてしまう脱毛症です。

女性も加齢によってヒゲが濃くなることがありますが、これは女性ホルモンの減退が関係しています。

一時期CMで話題となった、男性型脱毛症(AGA)の女性版がびまん性脱毛症という訳です。

女性ホルモンが多く分泌されるピークは、20代半ばから30代の前半と言われています。

それ以降、徐々に女性ホルモンは減退していってしまうため、男性ホルモンとのバランス関係によって、また加齢によって薄毛が進行してしまいます。

原因その2:加齢が原因ではない20代のびまん性脱毛症

びまん性脱毛症は、加齢によって徐々に進行していくのが一般的ですが、もし女性ホルモンの分泌がピークとなる20代半ば以前に薄毛を感じ始めた場合には、女性ホルモンのバランスを崩す生活習慣が原因である可能性も考えられます。

◯薄毛の原因となる生活習慣

  • 過度なダイエット
  • 慢性的なストレス
  • 出産後のホルモンバランスの崩れ
  • 食生活の乱れ、偏った食生活
  • 睡眠時間の不足
  • 頭皮の日焼け
  • 間違ったヘアケア

◯過度なダイエット

過度なダイエットによる栄養不足とストレスは、頭髪にとってはよくありません。

人の体は栄養不足に陥ると、脳や心臓といった生命活動に重要な器官へのエネルギー補給を優先させようとします。

数週間、数ヶ月の極端なダイエットをすると頭髪への栄養が後回しになってしまい、髪のボリュームが落ちてきたり、抜け毛が激しくなったりと影響が徐々に出始めてきます。

また経験のある人も多いんじゃないかと思いますが、食べれないストレスって相当なものなんですよね。

食べたいのに食べれない慢性的な精神的苦痛が長く続くと、体がストレスに対応出来なくなってしまい全身の血行が悪くなってしまう場合もあるんです。

極端なダイエットは、頭髪にとって栄養不足と精神的なストレスのダブルダメージ!

抜け毛が増えれば、それもストレスになってトリプルダメージです。

◯慢性的なストレス

人の体はストレスを感じるとエネルギーを欲して体の活動を活発化し、ストレスに対抗するように出来ています。

ストレスを感じると暴飲暴食したくなってしまう人がいるのは、体の防衛本能が働いているからなんですね。

毎日、毎日ストレスを感じたり疲労が溜まっていたりすると、いつしか体の防衛本能が機能しなくなり、体の血流が著しく悪くなってしまう場合があるんです。

血流が悪くなると過度なダイエットと同じく、頭髪への栄養が後回しになって抜け毛が多くなり、徐々に薄毛が進行していきます。

また精神的な苦痛で、髪の育毛に重要な女性ホルモンのバランスが崩れてしまうこともあるので、こちらも栄養不足とホルモンバランスのダブルダメージになってしまいます。

◯出産後のホルモンバランスの崩れ

出産後に髪の毛がごっそり抜けてむちゃくちゃ不安に感じた!なんて経験がある人も多いんです。

これは主に産後に女性ホルモンが減少してしまうことによる影響です。

生理的なものなので仕方ありませんが、あまりにも抜け毛が激しいと不安になってしまいますよね。

個人差はありますが、髪の生まれ変わりのサイクルを考えると産後、おおよそ半年から1年ぐらいの期間で回復する人が多いようです。

初めての子育ての場合、育児ストレスを感じてしまうこともありますから、髪の回復を早めたいのであれば髪の栄養、ストレスを貯めないなど意識的に対処していくことも効果的です。

◯食生活の乱れ、偏った食生活

食文化の欧米化で肉食、濃い味、塩分高めの食生活中心になって、日本人の体質の昔とは異なってきています。

塩分の取り過ぎは高血圧をまねき、血管への負担から劣化が早まると言われています。

髪の毛に栄養を運ぶ血液、その通り道である血管の劣化は髪の健康に少なからず影響します。

外食中心の食生活では、どうしても濃い味で塩分高めとなってしまいますので注意が必要です。

高血圧は髪の毛以前に動脈硬化など健康面のリスクが高まりますので、髪の毛の健康にだけに限らず意識しておきたいところですね。

◯睡眠時間の不足

髪は眠っている間に育つと言われていますが、実際には人それぞれというのもあってはっきりとしたことは解明されていないそうです。

ですが髪の成長に欠かせないホルモンの分泌は、深夜の2時頃がピークになるという事実もあって、睡眠と育毛は少なからず影響しあっていると言えるんですね。

睡眠不足が育毛に良くないのは、睡眠不足からくるストレスと疲労です。

そのような状態が長く続けば、こちらも慢性的なストレスとなって身機能が弱りはじめ、育毛に必要な栄養が後回しになって抜け毛が増えることが考えられます。

◯頭皮の日焼け

頭皮の日焼けは紫外線によるダメージで赤みを帯びてしまうのが特徴で、肌細胞の劣化によって髪の毛が育たない原因となってしまいます。

抜け毛で髪の毛が薄くなったところに紫外線のダメージと、悪循環の繰り返しによって薄毛が進行してしまうということも少なくありません。

特につむじや分け目は薄毛によって露出が大きくなってしまうので、つむじや分け目の頭皮が赤く変色する頭皮のシグナルが見られたら、意識的に紫外線予防の対策をした方がよいということになります。

◯間違ったヘアケア

間違ったヘアケアはとにかく急いでなんとかしたい!とい切羽詰まった状況でヘアケアを始める人に多いんじゃないでしょうか。

頭皮が脂っぽいからとシャンプーを変えて洗髪の回数を増やしたり、育毛剤に頼り切って指定回数以上に使ってしまうなど焦る気持ちが間違ったヘアケアを過剰にさせてしまうんですよね。

その結果、頭皮が赤くただれてしまったりと突然の、過剰なヘアケアは頭皮にとって良いことはありません。

焦る気持ちはよく分かりますが、髪の毛にはライフサイクルがあるので、ある日突然改善されるということはないんですね。

逆に言うと突然大量に脱毛してしまうということも少なく、抜け毛は徐々に進行していくので気付きにくいだけ。

もし抜け毛が気になり始めたら、早めに対処していけば焦る気持ちにせかされることもありません。

以上のことから、20代の女性の薄毛の原因は過度なダイエットと食生活の乱れ、睡眠不足が原因として考えられること多いんですね。

ホルモンバランスは日常生活、精神面と密接なつながりがあって、育毛に大きく影響する女性ホルモンは様々な原因によって乱れてしまうんです。

もし頭髪全体の薄毛が気になり始めたら、普段の生活習慣がびまん性脱毛症をまねいているかもしれません。

季節性の抜け毛もあるので抜け毛の原因を判断するのは難しいところですが、加齢が原因ではないびまん性脱毛症に心当たるところがあれば、改善できるところは早めに改善して、抜け毛のストレスを少なく対処するのがポイントではないでしょうか。

原因その3:牽引性脱毛症とは

牽引性脱毛症は、髪型でオシャレを楽しむ女性ならではの脱毛症です。

実際にこの脱毛症で悩んでいるのはほとんどが女性なんですね。

文字の通り、髪の毛を引っ張る慢性的な負荷によって脱毛が進んでしまいます。

分け目だけではなく、ポニーテールの様に後ろに髪の毛を束ねている場合には、前髪の生え際から後退していってしまうこともあります。

若い時に抜け毛の症状がなかった場合でも、加齢によるびまん性脱毛症と重なって、つむじや分け目から地肌が目立ち始めるといったパターンが多いんですよね。

単純に牽引性脱毛症だけなら、髪の毛を引っ張ることを止めれば自然ともとに戻っていくはずですが、そこに加齢よるびまん性脱毛症や加齢が原因ではないびまん性脱毛症が加わってしまうと簡単な話ではなくなってしまいます。

長く同じ髪型をしているとそれだけで髪の毛に負担が掛かってしまいますので、時々髪型を変えたり分け目を変えてあげたりしてあげることで髪の毛への負担を減らすことが可能です。

まとめ

20代のオシャレを楽しみたい盛に髪の悩みなんて本当に辛いですよね。

若いうちの薄毛や抜け毛は、加齢が原因ではないびまん性脱毛症の項で原因を挙げた通り、生活習慣によるものが多いんです。

若さが武器になるではありませんが、若いうちは体の治癒力が高い時期で細胞が活発に働いて体を元に戻そうとしてくれます。

ですので、原因と改善方法を知ってじっくり取り組んでいけば状況は必ず良くなるはずなんです。

現在では薄毛や抜け毛に対処するサプリや育毛剤など様々なものが販売されていて、重度の場合は医師に相談することも可能です。

ご自身の悩みに合わせて、いろいろな選択が可能になっていますので、まずは行動してみることをおすすめします。