シアン化ナトリウム(青酸ソーダ)ってなに?用途は!?天津爆発事故

中国天津市 経済技術開発区の爆発事故。

現在も小規模な爆発続いており、現場付近では有毒物質も確認されていて立ち入り困難な場所も多く完全な被害状況の把握には至っていないそうです。

また爆発現場付近では有毒物質の「シアン化ナトリウム」700百トンが確認されていて、大変危険な状況のため半径3km以内の住民に退去命令が出されたそう。

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シアン化ナトリウム(青酸ソーダ)とは!?
シアン化ナトリウムの用途は主に金属のメッキ加工に使用する化合物です。

別名 青酸ソーダと呼ばれ、日本でもグリコ・モリナガ事件で使用されご存知の方も多いのではないでしょうか?

爆発した倉庫の運営企業「瑞海公司」が最近の1ヶ月で輸出した化合物の中にこのシアン化ナトリウムが多く含まれていたということです。

輸出用に備蓄されていたシアン化ナトリウムが今回の爆発で拡散したということでしょうか。

このシアン化合物は経気道(鼻や口)から呼吸によって体内に入った場合には、細胞の呼吸を妨げて活動を停止させる中毒を引き起こさせます。

症状の発現は急激に起こり、一刻も早い治療が必要となります。
人一人の経口致死量は200~300mg。

そんな危険な物質が700百トンも現場付近で確認されており、一部は容器や袋が破損そているとのことですのでとんでもなく危険な状態であることが解ります。



日本への飛来の心配は?
これはまだ明らかになっていませんが、半径3km以内に退去命令ということですので中国政府としては現在3km以内の被害想定ということでしょうか。

クレーターの様に地表に大穴があくほどの大爆発により、大気中に数多くの有毒物質が拡散されていると思われます。

PM2.5の飛来事例もあります。シアン化ナトリウムが大気中でも残存するものなのか物質的特性はわかりませんが100%大丈夫とは断言できないのでは?と思います。

日本も過去に福島原発の件があり、また事故なので今回誰がが悪いという問題でもありませんが安全なのかどうか?という点については気になるところですね。

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日本企業の被害状況
現地日本企業の現在までの被害状況は
・トヨタ自動車
・三菱自動車
・マツダ
・富士重工業
・大塚製薬
・日本郵船
・商船三井
・イオン など

イオンモール天津は現場から2kmも離れているのに爆風で窓や壁面がこなごなに砕け散っており、再開のめどは立てられない状況。

この距離で爆風で破損ですから爆発の衝撃がいかにすごかったか。。。ミサイル攻撃レベルですよね。



中国経済=世界経済に影響の懸念も?
天津港は世界で第4位の貿易港。
そんな大きな貿易港が壊滅+有毒物質の散乱で機能が停止しています。

中国政府(中国共産党)は2021年の100周年まで、もしくは2022年の冬季オリンピックまでは意地でも経済状況の上昇維持をしたいはず。

GDP世界1位を目指しており、世界一の経済大国としての称号を狙っています。
ですが現地では現在進行形で小規模な爆発も続いており、復旧への光すら見えない状態です。

今や中国経済と世界の経済は密接な関係にあります。
最近陰りを見せ始めた中国経済に、暗雲をもたらすものとならなければよいのですが。

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