寝起きの口臭がキツイ!?臭いとネバつきの原因と予防対策!

なんか最近、寝起きの口臭がキツいな~と思うことありませんか?
もしくは、パートナーの口臭がキッツいな~と思うことはありませんか?

朝、起きた瞬間に襲ってくるあの不快感。。。

夫婦関係であれば、お互い指摘しやすいですが、彼氏や彼女の場合、よほどの信頼関係がない限り「口が臭いよ」なんて言い出しづらいですよね。

朝からコンプレックス的なことを指摘されると、気まずい雰囲気、嫌な気持ちになってしまい、その後の一日が台無しになってしまうなんてことも考えられます。

寝起きの口臭は個人差が有り、自分では気づきにくいもの。
普段から予防や対策を意識して、スッキリした朝を迎えたいものです!

寝起きの口は肛門より汚い!?

いきなり下品な話になってしまいますが、寝起きの口の中は肛門より汚いという例え話、ご存知でしたか?

かなり極端な例えですが、大人の口の中には数千億個の細菌が生息していて、唾液の分泌が弱まる睡眠時に爆発的に増殖するんだそうです。

歯を磨かない人の口の中には、一兆個以上の細菌が生息していると言われます。

その数千億から一兆の細菌が睡眠中の爆発的な増殖をして、朝には最大数になっているという訳です。

細菌の数で言うと、肛門より多いという事になります。

映画やテレビドラマでベッドに朝日が差し込む中、寝起きのチュー的な清々しいシーンを見て「美しいなぁ~」と憧れていましたが、実はとても不衛生な行為だった!ということになってしまいます。

これにはショックを隠せません。
好きな人なら我慢できる!!という人も居るかもしれませんが、わたしは絶対無理!!

もし寝起きのチューをするのであれば、お口のケアをしてからの方がお互いにためということになります。

キツい口臭は細菌の増殖が原因

寝起きの口臭の原因は、細菌の増殖によるもの。

人間の唾液にはある程度の殺菌効果があり、起きている間は唾液が常に分泌される状態にあるので、細菌が増殖しにくい環境にあります。

ですが、就寝時は唾液の分泌が極端に鈍くなり、その影響で細菌が口の中で爆発的に増殖します。

ネバつきも細菌が原因です。
キッチンの排水口を想像してみてください。

食べ残しが残った排水口を何日も放置しておくと、ネバネバ、ドロドロしたものが付着して気持ち悪いですよね。

細菌が食べ残しを栄養にして、増殖した後です。
それと同じことが、一晩の内に口の中で起こっているという訳です。

寝起きの口臭、ネバつきが気になるという人は、睡眠中に細菌の増殖を抑えるお口ケアが必要ということになります。

寝起きの口臭がキツい人の特徴とは?

口臭がキツくなる大きな原因は細菌の増殖によるものですが、その細菌が増殖しやすい環境というのも大きく関係しています。

例えば
・就寝前に歯を磨かない
・就寝前にお酒を飲む
・就寝前にタバコを吸う
・睡眠中に口呼吸になっている
・不規則でストレスのある生活をしている
・歯周病や虫歯を放置している

などが挙げられます。

【就寝前に歯を磨かない】
就寝前に歯を磨かない人は、大概昼食の後も歯を磨かない傾向にあると思います。

そうすると、朝歯を磨いてから翌日の朝まで24時間口の中のケアをしていないことになりますので、細菌とってはパラダイス。

細菌の増殖は約8時間程度で飽和すると言われてます。

たとえ睡眠時間が4~5時間だったとしても、ケア後24時間もあれば細菌とってこれほど増殖に好ましい環境はないでしょう。

【就寝前にお酒を飲む】
眠る前にお酒を飲むと、よく眠れるという人も多いのではないでしょうか。
わたしも寝付きが悪い時には、少しお酒を飲むと寝付きが良くなるような気がします。

ですが口臭の面で考えると、これはNG。

お酒を飲むと体の代謝が良くなって、喉の渇きを覚えると思いますが=体に水分が足りていない状態となっています。

体に水分が足りていないと唾液の分泌が抑制されて、細菌が増殖しやすい環境となってしまいます。

【就寝前にタバコを吸う】
タバコを吸う人は両極端。
吸った後の口臭を常に気にする人もいれば、まったく気にしない人もいます。

気にしない人は、日常化してしまって本人が気づいていないだけです。
周りの非喫煙者は、確実に臭いが気になっていると思ってよいでしょう。

タバコのヤニは歯の色を変えてしまうほど。
口の中の環境にとって良いことはありません。

肺まで煙を吸うので、日中でも吐く息が気になるという人も少なくありません。

ここまで来てしまうと、もはや口臭を通り越して体臭のカテゴリーに入ってしまうと思います。

【睡眠中に口呼吸になっている】
睡眠中の口呼吸は、口の中が乾燥して唾液の殺菌効果が薄れてしまいます。

口呼吸は精神的な原因、ストレス、花粉症やアレルギーによる鼻炎など、原因が人によって様々あります。

自分での対処には限界がありますので、早めにお医者さんに相談した方が良いと思います。

【不規則でストレスのある生活をしている】
生活が不規則だったり、ストレスのある生活を送っていると喉が乾きやすいという症状が出ることがあります。

喉が乾く=唾液の分泌が鈍るということになります。
この場合、睡眠中も口呼吸になってしまったりと、細菌が増殖しやすい環境となり、口臭の原因となることが考えられます。

この場合も、生活習慣を改善出来そうなところは改善して、どうしても無理ということであればお医者さんに相談するのが良いと思います。

【歯周病や虫歯を放置している】
歯周病や虫歯は細菌の巣です。
巣を放置しているわけですから、口の中が細菌の増殖しやすい環境にあると言えます。

特に小さなお子さんが居るご家庭では、食べ物の口移しは厳禁!
口移しで虫歯菌がお子さんの口の中に移ってしまいますので、注意が必要です。

歯周病や虫歯は歯医者さんでの治療が必要となりますので、早めに対処した方が良いと思います。

以上の通り、睡眠中に口の中の細菌が増殖すればするほど、比例して口臭もキツくなるといった具合です。

口臭が気になる人は、睡眠中に何か細菌が増殖しやすい原因があるはずですので、まずそれを解消してあげるのが改善への近道ではないでしょうか。

具体的な口臭対策

口臭対策で一番重要なのは就寝前のお口のケア。
細菌が増殖しにくい環境を整えることが大事です。

夜眠る前にお酒を飲む人も多いと思いますが、酔ってしまうとどうしても歯磨きが面倒になってしまいます。

かといって、飲む前の歯磨きでは磨かないよりはマシですが、細菌の増殖を抑制するという意味では効果が半減してしまいます。

ですので、やはりベッドに入る直前の歯磨きがベスト。歯磨きの時間も5分~10分程度かけて念入りに磨くと、口臭予防に効果があるそうです。

歯磨きと合わせて行いたいのが、マウスウォッシュ。

口臭の原因となる細菌は舌にも生息していますので、舌のケアも含めてお口全体をマウスウォッシュが効果的。

念入りに細菌増殖を抑制することによって、翌朝の不快な口臭予防が期待出来るという訳です。

また、水分の補給も重要です。
水分が不足すると、唾液の分泌が鈍ってしまいます=細菌の増殖に繋がります。

ですので、睡眠前はお酒ではなく水分補給をしてあげることが口臭予防にも繋がります。

◯就寝前の念入りな歯磨き
◯口全体のケアも含めてマウスウォッシュ
◯唾液分泌促進のための水分補給

病気や虫歯以外の場合には以上のことを意識することで、口臭の改善に繋がりますので気になる方は試してみてはいかがでしょうか。

わたしも寝起きの時の不快感を感じるようになってから、実践してみて劇的なとまではいきませんが少なくとも不快感は無くなりました。

まとめ

自分の口臭に不快感を覚えるのは、30代以降がダントツに多いそうです。
ですが生活習慣の乱れによっては、20代でも十分に考えられます。

エチケットの問題でもありますが、寝起きというシチュエーションでは極限られた人限定。

それがもし、大切に思っている人だったら気にせずにはいられません。
コンプレックスを大事な人に指摘される精神的なダメージは計り知れません!

そうならない為にも、普段の生活、習慣として意識しておきたいものです!