髪の悩みを感じている女性も、多いんじゃないでしょうか。
あるアンケートでは、1000人中なんと9割もの女性が、髪について何かしらの悩みや不満を持っているという結果になったそうです。
女性誌では、髪の毛の悩みランキングが特集されたりしていますが、自分と同じ世代の人がどんな髪の悩みを持っているのか見入ってしまいますよね。
髪の毛の悩みがない人は「ふ~ん、そうなんだ」で終わってしまいそうですが、9割もの人が悩みを持っているわけですから、他人事ではありません。
世代別の髪の悩みランキングというのは、統計として見ることも出来るんです。
世代別の悩みを参考にすることによって、次の世代になった時に、もしくはそれよりも前に感じることになるかもしれない、髪の悩みいついて予測出来るというわけですね。
もしかしたら、すでにその兆候が現れているかもしれません。
髪の毛の悩みは、深ければ深いほど早めに何かしておけばよかったと思うことが多いんです。
髪のライフサイクルも、世代別の髪の悩みと深く関係しています。
世代別の髪の悩みと、髪の健康のために意識しておいた方が良い点についてまとめてみたいと思います。
20代の髪の悩みランキング
2位.くせ毛
3位.痛み
4位.切れ毛・枝毛
5位.抜け毛
【20代女性の経験談】
悩みの1位は乾燥、パサツキですが、最近では過度なダイエットやカラーリングによる頭皮への負担が早々に、抜け毛や切れ毛になって現れるなど、20代でも抜け毛や薄毛に悩んでいる女性が多くなっています。
髪の健康を取り戻すには年齢的な有利があって、髪の痛みや抜け毛を改善する余地は大きので、原因を考慮した早めの対策で髪の健康を取り戻しましょう。
30代の髪の悩みランキング
2位.くせ毛
3位.抜け毛
4位.痛み
5位.白髪
【30代女性の経験談】
20代と較べて3位に抜け毛が急浮上していますが、30代で出産をする女性が多くなってきて、出産にともなうホルモンバランスの崩れによって、産後数ヶ月に渡って抜け毛や薄毛という症状に悩まされる人が多い様です。
ホルモンバランスの崩れは自然に回復していくはずですが、育児や日常生活のストレスでホルモンバランスの崩れが長引いてしまうケースもあります。
また30代から白髪もちらほら目立ち始める場合があるので、意識はしておきたいところですね。
40代の髪の悩みランキング
2位.くせ毛
3位.パサツキ・乾燥
4位.抜け毛
5位.痛み
【40代女性の経験談】
悩みの1位に白髪が急浮上。白髪があるだけでグッと老けて見えてしまいますし、白髪の量によってはかなりの頻度で白髪染めをしなければならないので髪の痛みを心配する人が多いようです。
40代ともなると年齢的なものと諦めてしまう人もいますが、白髪や薄毛は改善出来ないということではありませんので、日常的に髪の健康を意識していくことが大事ではないでしょうか。
50代の髪の悩みランキング
2位.くせ毛
3位.パサツキ・乾燥
4位.痛み
5位.抜け毛
【40代女性の経験談】
50代でも白髪が悩みの1位です。30代、40代から感じ始めていた白髪がより増えてしまったという状況が多いんじゃないでしょうか。
50代だから気にしない人はほとんどいなくて、白髪染めが大半だと思いますが何かしらケアはしているという人が多いようです。
ただ、あまりにも白髪が増えてしまった状況を自己回復していくのは容易ではありませんので、やはり白髪を感じ始めた早い段階で対策していくという方が、改善の余地が大きいと言えるんじゃないでしょうか。
髪の毛の成長サイクルは4年~6年と長い
髪の毛は1日に0.3~0.5ミリ、1カ月で約1.5センチ、1年では約15センチ伸びて、だいたい4年から6年で抜け落ちるという、とても長い成長サイクルを繰り返しています。
思っているよりも、髪のライフサイクルって長く感じますよね。
4年から6年のほとんどは成長期で、髪の毛が伸びる期間です。
その後、成長が止まる退行期、休止期とあって抜け落ちるというライフサイクルになっています。
成長サイクルに加えて加齢やホルモンバランス、食生活や睡眠といった様々な生活上での要因が加わって抜け毛や薄毛、白髪といった人それぞれ違った髪の悩みが現れてくる訳なんです。
短い抜け毛が目立ち始めるとやばい!と聞いた人も多いんじゃないかと思いますが、それは何らかの原因で髪の毛のライフサイクルが極端に短くなってしまっている状態に他なりません。
髪の毛の成長期が短く、髪の毛が短いサイクルで抜け落ちてしまうという育毛のバランスが崩れてしまっている状態ということなんですね。
次の世代を意識した、早めの対策が有効!
・30代では髪の乾燥、抜け毛
・40代では白髪が増える、抜け毛
・50代では白髪が増える、ハリやコシがなくなる
といった髪の悩みが、ランキングの上位になっています。
実際にはその悩みの要因に、髪質、体質、加齢、生活環境(食生活や睡眠、ストレス)といった要素が加わって、人それぞれ悩みに対する要因が違ってしまうのが難しいところなんですよね。
しかも悩みの多くの要因には今まで積み重ねてきた生活習慣が関わっていることが多い=改善には時間を要してしまうというのが現実です。
4年から6年という長い髪のライフサイクルを考えると、20代なら30代、30代なら40代、40代なら50代の髪悩みを意識して、原因に対しての改善を図っていっても遅くはありません。
むしろ、白髪、抜け毛や薄毛は健康なうちから意識しておいて損はないということになりますね。
悩みを感じ始めてからの対策や改善はほんとうにストレスになります。状況が深刻になればなるほど焦る気持ちも大きくなってくるからです。
そんな状況にならないためにも、次の世代を意識した早めの対策を心がけたいものです。
まとめ
このように、世代別の髪の悩みを違った見方をしていくと見ていくと、髪の毛の健康を維持していくためになにを意識していけば良いのか参考になるんじゃないか思います。
ホルモンバランスなど生理的なものはどうすることも出来ませんが、髪と生活習慣は密接に関係しています。
女性にとっても、男性にとっても髪の毛は大きなコンプレックスになり得る場所なので、やはり健康であるうちから維持しようという気持ちがあるのとないのとでは、結果が大きく違ってくるんじゃないかと思いますね。
髪の毛健康は悩む前から、過剰なぐらい意識しておいても絶対に損はないと思います。