ここ数年、都内では自転車で通学や通勤をする人がググッと増えました!都内に限らず、各自治体では自転車の交通ルールの整備に乗り出すほど、利用者が増えています。
わたしも都内で3年ぐらい自転車通勤していますが、電車通勤の様にギュウギュウ詰めの通勤ラッシュは無いし、遅延も無いので通勤のストレスが軽減したように思います。
雨の日は準備が増えて大変なんですが、慣れてしまうとさほど苦にはなりません。
もう電車通勤には戻れないですね。
シティサイクルだけではなく、ロードバイクやクロスバイクに乗っている人も多く見かけます。というか大学生以上、社会人ではクロスバイク率の方が圧倒的に高いです。
特にクロスバイクはシティサイクルとロードバイクを合わせた機能性で、乗りやすく初心者や女子にも人気です。
1.クロスバイクってどんな自転車!?
クロスバイクの特徴は
・ロードバイクよりタイヤが太く、タイヤフレームも頑丈
・シティサイクルよりもタイヤが細く、ロードバイク寄りの乗り心地
・ハンドルが水平なので、ロードバイクよりも前傾姿勢にならなず疲れない
・シティサイクルよりも自転車重量が軽いのでスピードが出やすく、スポーティ
などの特徴があります。
見た目のオシャレ感も大事なのですが、通勤、通学目的で重要なのはタイヤの太さ!
道路につきものなのは「段差」。
走行中の段差を乗り越える衝撃は相当なもので、ロードバイクではタイヤが細すぎてタイヤフレーム曲がってしまうことがあります。
また、タイヤが細いと雨の日に滑りやすくなって危険。そういった意味で、強度があって走行にも安定感のあるクロスバイクが通学、通勤に人気!という訳です。
マウンテンバイクという選択肢もありですが、マウンテンバイクはタイヤが極太で走破性が高いもののスピードが出にくいので通勤距離がある場合には、ちょっと大変かもしれません。
2.自転車通学、通勤で最適な距離、時間はどれぐらい?
これはわたしの体感でもありますが、通勤や通学で最適な距離は最大で8km~10km、時間にして40分~1時間程度だと思います。
中には1時間以上かけて通勤している人もいらっしゃるとは思いますが、ライトな感覚でということであればこれぐらいが丁度良い距離時間だと思いますね。
また、季節によってもこの辺の感覚は変わってきます。
春や秋は気候も良く、桜を見ながら、色づいた木々を見ながらの自転車通勤は距離が多少長くなっても楽しいです!
梅雨時期や真夏、真冬は暑さや寒さの影響で8km~10km程度の距離でも苦に感じてしまうこともあります。
雨なんか降った日には、レインコートを着ることになりますから、移動距離に比例して大変になります。
あくまでもわたしの体感になりますので、人それぞれ好みがあるとは思いますが通勤や通学は毎日ですから、それも考慮した上で検討すると良いと思います。
3.5万円台おすすめクロスバイク
シティサイクルの感覚だと、自転車に5万円掛けるというのはちょっと高く感じるかもしれません。ですがクロスバイク場合、5万円の価格帯は入門者、初心者用の価格帯。
初めてクロスバイクに挑戦する、普段使いとしてライトに使いたいという人にはオススメです。この価格帯だと、どのメーカーを選んでも性能的に大きな違いはないのでデザインやカラーの好みで選んでも良いでしょう。
【¥55,000(税抜き)】
出典:GIANT
5万円台の定番クロスバイクと言えば、GIANTのESCAPEシリーズと言っても過言ではありません。スポーツバイク初心者から中級者に至るまで、人気の高いシリーズ。
意識して見渡せば、GIANT率高し!といったところでしょうか。
【¥55,000(税抜き)】
出典:GIANT
ESCAPE R3をベースに女性用にラインアップしたシリーズ。自転車フレームを小さくし、カラーリングもパステルカラーを採用。女性でも乗りやすいクロスバイクです。
【¥54,000(税抜き)】
出典:GIOS
鮮やかなジオスブルーが女性にも大人気のクロスバイク。イタリアのメーカーだけあって原色のカラーリングがオシャレです。ブレーキやタイヤのパーツには日本のメーカー、シマノの部品が使用されておりリーズナブルなだけではなく、安心感もあり。
【¥58,000(税抜き)】
出典:LOUIS GARNEAU
女性に人気のメーカー、ルイガノ。クロスバイクというよりは、お子さんのいる奥様層にミニベロタイプの自転車が人気のイメージがありますね。目黒区辺りのエンゲル係数高めな奥様層の使用率高し。
【¥55,800(税抜き)】
出典:BRIDESTONE
国産メーカーさんということで品質の安心感があります。スタンドが標準装備でワイヤー錠も付属というお得感。またタイヤのパンクリスクを軽減するプロテクターを搭載。
【¥53,900(税抜き)】
出典:MERIDA
こちらも国産メーカーのミヤタサイクルさんの製品。他社のクロスバイクより角度のついたフレームが特徴的ですね。自転車乗り降りの際が楽そうです。
わたしが通勤に使っているのはジオスのミストラルです。自転車屋さんに展示してあるのを見て、鮮やかなジオスブルーと呼ばれるカラーリングに一目惚れ!
片道約8kmぐらいの通勤距離ですが、時間にして約40分。
とても楽しく通勤できています。
4.初めてのクロスバイク購入で注意したいこと!
【付属品の確認】
シティサイクルと比べると付属品が異なり、別途購入する必要があります。
・鍵が付属していない
・スタンドが付属していない
・ライトが付属していない
メーカーによっては付属している場合もあるので、確認が必要です。
ちなみにわたしの買ったジオスのミストラルには、スタンドが付属していました。
ライト、鍵は必需品です。
夜間の無点灯走行はかなり危険、お巡りさんに呼び止められます。
それ以前に自分自身の安全ため、また他者に存在を知らせる役割もありますので必ず装備したほうが良いですね。
【空気入れの規格】
空気入れはバルブの形状に合わせて「英式」「米式」「仏式」と3種類あります。
クロスバイクやロードバイクに採用されているのは「仏式」。
シティサイクルの空気入れとは異なる場合があるので、その場合は仏式バルブ用の空気入れを改めて購入する必要があります。
その際は、エアーゲージ(メーター)付きのものがオススメ!
適切な空気圧がひと目で確認出来て便利です。
【カゴが付いていない】
クロスバイクにはカゴが付いていないので、大量の買い物には不向きです。無理やりカゴを付けれなくはありませんが、せっかくのルックスが台無しになってしまいます。
とはいっても通勤、通学には荷物は付き物。そんな場合には2WAYもしくは3WAYバックがオススメです。ビジネス用途にも問題のない、バックが人気のようです。
【泥除けが無い+チェーンがむき出し】
クロスバイクには泥除けが付いていません。
雨上がりの後や突然の雨の後に走行する場合には、背中が泥だらけになってしまいます。
かなりの量の水飛沫が飛びますので、何か対策をしておかないと色々と大変です。
またシティサイクルのようにペダル回りのチェーンにカバーが付いていません。
ジーパンならともかく、スーツなどの場合には裾を括っておかないと生地がチェーンに巻き込まれて一瞬でボロボロになってしまうので注意が必要です。
【雨の日はレインコートが必要】
雨の日はさすがに自転車通勤を諦めるという選択肢も有りですが、どうしても自転車!という場合にはレインコートが必要です。
クロスバイクで傘をさしての片手運転は問題外!
東京都では自転車の傘さし運転は禁止されています。
透湿性の優れたレインコートを用意して、出来るだけ蒸れないようにしてあげると快適ですよ!
【盗難には注意!】
シティサイクルに比べ、一発でそれなりの価格だということが判別出来てしまいます。
しかも、新しい自転車は輝いて見えるものです!
買ったばかりの自転車が盗難されたというのはよく聞く話。購入店で盗難保険があれば、数百円から入れるはずですから入っておくに越したことはありません。
駐輪場でも、もし括りつけられる場所があれば、大きめリングの鍵を購入して括りつけた方がより安全ですね。
5.自転車通勤でダイエット効果は?
通勤、通学で毎日、行き帰り自転車に乗って有酸素運動をする訳ですから、これは確実に効果があります。
効果が無い人でも、少なくとも現状維持。
食生活も合わせて見なおせば、絶対に体感できるはずです。
また自転車の良い所は、ウォーキングやランニングに比べ衝撃が少ないので、関節への負担が少なくて済むところです。
ある日、突然ランニングを始めた場合、最初のうちは体に負担が掛かって関節の痛みが出てしまい、数日、もしくは1ヶ月以内に挫折してしまう人も少なくありません。
その点、自転車だと長い時間乗っていてもお尻が痛くなるぐらいで、関節への負担が少ないので長く続けられることが出来ます。
ましてや、通勤や通学は生活の一部。
止めるという選択肢がありませんので、あとは慣れるだけです。
このダイエットという観点から見ても、シティサイクルよりクロスバイクの方が効果高いと言えます。
ちなみに自転車通勤でダイエットも兼ねてという観点から見ると、脂肪が燃焼し始めるのは運動を始めてから約20分ぐらいが目安です。
たまたまですが、わたしの通勤距離、移動時間はダイエットにも丁度良い距離でした。
運動不足解消に、自転車通勤という選択肢を考えてみるのも一つの手です。
6.まとめ
クロスバイクが初めてな方、自転車通勤初心者の方のために、実体験もあわせて記事にしてみました。
個人的には、都内のあの通勤ラッシュに揉まれることが無くなっただけでも、かなりストレスが軽減出来ています。
日常的に運動を取り入れることによって、若干健康面でも効果が出ているのかとも思いますね。
まずは手軽な5万円台のクロスバイクから検討してみてはいかがでしょうか!