長時間のデスクワークや勉強、つまり1日座ったままの状態が健康を害するかもしれないというのが個人の間でも意識されるようになってきました。
実際、2018年にアメリカの研究機関によって、1日6時間以上座って過ごす人の健康リスクは通常の人と比べて19%も高いという報告もあるくらいです。
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海外IT系企業、最近では国内でもスタンディングデスクを導入する企業が多くなってきているそうです。
企業がスタンディングデスクを導入する理由は、社員の健康も考えてのことですが、なにより就業時間中の生産性を上げたいというのが大きな理由です。
スタンディングデスクを使用すると本当に仕事や勉強の効率が上がるのか?
その効果とメリット、デメリット、そして実際の使用感についてもまとめてみたいと思います。
座りっぱなしデスクワークのなにが悪いのか?
長時間座ったままのデスクワークや勉強のなにがいけないのか?が気になるところですよね。
感じやすいのは
・腰の痛み
・お尻の痛み
・足のむくみ
・肩こり
・肉体疲労
・冷え症
などではないでしょうか。
体を動かさない=筋肉を動かさないというだけで体には負担が掛かっています。
体の代謝が悪くなり、血流も悪くなってしまうんですね。
パソコン業務が主なデスクワークでは、パソコンを凝視する緊張状態から頭痛など、不調を感じてしまうことも少なくありません。
「ふくらはぎ」は第二の心臓と言われ、血液を送り出すポンプの役割を果たしています。
デスクワークではほとんど脚の筋肉は使われませんので代謝や血流が悪くなり、それが毎日長時間続いてしまうと体の不調を感じやすくなってしまうというわけなんです。
わたしの場合は、最初に腰とお尻に痛みを感じました。
帰宅後や休日もほとんどパソコンに向かっていて、座っている時間が長かったせいか、知らず知らずのうちに負担が掛かっていたんですね。
とくにつらいのがお尻の痛みで、じっとしているとジワジワとしびれた様な感じがします。
イスを変えてみたり、低反発のクッションを挟んでみたりいろいろ試しましたが、どの方法を試しても痛みが改善することはなく、思い切ってスタンディングデスクを購入することにしました。
購入したのはこちらの昇降式スタンディングデスクです。
[itemlink post_id=”20239″]スタンディングデスクを購入するなら昇降式をおすすめします。
その理由については後述したいと思います。
スタンディングデスクの効果 メリット・デメリット
スタンディングデスクの効果 メリット
スタンディングデスクの効果は
・立っているだけでも軽い運動になる
・立って作業するので姿勢が良くなる
・立って作業すると眠くなりずらい=生産性が向上
・眠くなりづらいので集中しやすい
軽い運動になる=第二の心臓と言われるふくらはぎの筋肉にも良い刺激になり、代謝や血流の改善にもつながります。
それが毎日の習慣となれば、健康リスクの軽減にもつながるというのは簡単に想像がつきますよね。
人によって悩みはそれぞれだと思いますが、腰の痛み、お尻の痛み、足のむくみ、肩こり、肉体疲労など実感しやすいところで効果を感じることができるかもしれないというのは大きなメリットだと思います。
実際に使用してみて、とくに実感したのは眠気に効く!という点。
昼食をとった後、強烈な眠気に襲われるという人も多いのではないでしょうか。
わたしも14時~16時ぐらいの間で眠気に襲われることが多々あります。
軽く昼寝でもすればよいのですが、深寝してしまい夕方になってしまうことも。
そんな時はスタンディングデスクを使うか、軽く運動をして眠気を覚ますようにしています。
職場にもスタンディングデスクがあると良いのですが、導入されていないので、そんな時は近くのコンビニまで軽くウォーキングをするようにしています。
やはり眠気を覚ますには血流を活発化させて、脳に酸素を送ってあがるのが効果的です。
スタンディングデスクの効果 デメリット
良いことずくめと思えるスタンディングデスクですが、デメリットもあります。
とくにパソコン作業に言えることですが、3時間も4時間も立って作業は出来ないという点です。
1時間でもけっこうきつく感ますが、同じ姿勢をしていると次第に腰が痛くなってきてしまいます。
腰が痛くなってくると、集中力も削がれて逆に効率が悪くなってしまいます。
スタンディングデスクの種類
スタンディングデスクには種類があります。
①スタンディング固定式
②卓上式
③手動式
④ガス圧式
⑤電動式
デスクを上げ下げするだけですが、それぞれメリット、デメリットのあるので購入際は知っておくと良いです。
・メリット → 価格が安価で導入しやすい
・デメリット → スタンディング固定で高さが変えられない [itemlink post_id=”20473″]
・メリット → 価格が安価で、今あるデスクに設置できる
・デメリット → 見た目がゴツて見栄えがいまひとつ [itemlink post_id=”20475″]
・メリット →レバーを回転させて上げ下げするので微調整が簡単
・デメリット →レバーを回転させての上げ下げが少し時間が掛かって面倒 [itemlink post_id=”20476″]
・メリット →ガスダンパーの反発を利用してるので、上げる時が早い
。デメリット →下げる時はデスクを押し込むので少し力が必要 [itemlink post_id=”20239″]
メリット →ボタンを押すだけで昇降が出来る
デメリット →昇降に時間が掛かる [itemlink post_id=”20477″]
立ち座りを頻繁に繰り返して使用する場合には、昇降のスムーズさも考慮すると良いと思います。
デスクは昇降式がおすすめ・ハイブリットに使う
デメリットであげたように、ずっと立ったままの作業には限界があります。
そこでおすすめなのが、昇降式のスタンディングデスクです。
なぜ昇降式が良いのかといえば、脚や腰がつらくなったら通常のデスクとしても使用できるからです。
スタンディングデスクは立ったり、座ったりとハイブリットに使ったほうが良いというのが、実際に使ってみた感想です。
健康をより重視するのであれば、チェアの代わりにバランスボールを使用するのもおすすめです。
[itemlink post_id=”20410″]バランスボールは不安定なため、自然と姿勢がよくなります。
腰痛対策にも効果的なんですよね。
価格でいうとスタンディング固定デスクの方が、昇降の機能が付いていない分安価なのですが使い勝手を考えるなら多少の価格差があっても昇降機能付きのスタンディングデスクが圧倒的におすすめです。
スタンディングデスクのDIY
わたしもDIYはする方なので、当初はスタンディングデスクもDIYしようかと思っていました。
スタンディング固定デスクであれば、既存のデスクにDIYしたり脚や天板を新たに購入すれば可能です。
ですが、昇降機能が必須と考えると、どうしてもDIYでは不可能です。
しいて言えば、天板は別売りの脚だけのスタンディングデスクを購入することぐらいでしょうか。
[itemlink post_id=”20432″]脚だけでもけっこうなお値段!
天板も含めた昇降機能付きのスタンディングデスクと大差なくなってしまうのは、ちょっといかがなものかと思ってしまいますよね。
価格的にも昇降式デスクの脚を購入する価格で、天板付きのスタンディングデスクが買えてしまうわけですから、あえてDIYする必要はないと感じて、購入することにしました。
また、使い勝手によるところ、ノートブックなのかデスクトップなのかでもDIYするメリットは変わってきます。
例えばノートブックであれば場所の移動がとても簡単なので、今あるデスクのサブデスクとしてスタンディング固定デスクをDIYするか購入すればよいのです。
それがデスクトップともなるとモニター、キーボード、マウスなど周辺機器が多いため簡単にはいきません。
[itemlink post_id=”20239″]※デスクの幅に種類があるのでご注意ください。わたしが購入したのはデスク幅900mmの商品です。
まとめ
スタンディングデスクのメリットは気軽に立ったり座ったりをチェンジできるところです。
それが可能であれば、長く続けることも可能ですよね。
健康面から見ると、3時間、4時間と座りっぱなしの状態が影響するのであって、座っていることじたいが健康に悪いとは一概には言えません。
いまのところ、眠くて仕方がない時、腰やお尻がつらくなってきた時にはスタンディングで作業するようにしています。
立っているのがつらくなったら、すぐにイスを使うというサイクルで上手に運用できていると思います。