7月も中盤に差し掛かって、オリンピックまで約3週間!
リオ五輪出場選手のメディアへの露出も多くなってきました!
メダルへの期待が大きい選手ほど、特集を組まれることが多くなります。
中でも、注目されているのがバトミントンの奥原希望選手です。
先日放送された、情熱大陸での特集。
ガイアの夜明けでも、奥原選手専用のラケット開発秘話が紹介されていました。
世界ランキング最高位3位の奥原選手ですが、もしリオ五輪で金メダルを獲得となるとバトミントン史上初の快挙となります。
世界ランク的に見ても、実績をからしても金メダルを狙える位置しています。
あとはオリンピックという大舞台の重圧、日本代表としての重圧に負けないメンタルの部分が試されるといったところでしょうか。
奥原選手選手 プロフィール
【生年月日】1995年3月13日(21歳)
【出身地】長野県大町市
【身長】156.3cm
【出身校】埼玉県立大宮東高校卒
【所属】日本ユニシス・日本ウェルネススポーツ大学
【ラケットスポンサー契約】ミズノ
バトミントンは小学校2年生の時に、お父さまと兄弟の影響で始めたそうです。
そして、小学校6年生でアジアユースジャパンで優勝されています。
他の競技選手にも言えることですが、競技を始めてから才能が開花するまでの期間が本当に早い気がします。才能があるから?とも言えるかもしれませんが、ほんの数年で全国レベルまで登りつめてしまっていますね。
以降、
・中学2年生 全日本ジュニア選手権大会 優勝
・高校1年生 全日本ジュニア選手権大会 優勝
・高校2年生 インターハイ 優勝
・高校2年生 全日本ジュニア選手権大会 優勝
・高校2年生 全日本総合選手権大会 優勝(史上最年少記録更新)
・高校3年生 インターハイ 優勝
高校を卒業してからも数々の大会で優勝の実績を残されています。
そして、極めつけはこの2016年春に行われた全英オープンでの優勝!!
日本人として、全英オープンでの優勝は39年ぶりの快挙!
国内でのランキングはもちろん1位ですが、この優勝で世界ランキング3位まで一気に登りつめました。
アスリートとして半端ない練習量の賜物なのでしょうけど、やはり天才という資質も兼ね備えてらっしゃると言わざるを得ません。
努力で差を縮められることも確かですが、それだけではどうにもならないことも存在します。持って生まれた才能と、才能を伸ばす環境に恵まれたということではないでしょうか。
奥原選手選手のプレイスタイル
奥原選手のプレイスタイルの特徴は、粘り強さ。
ネットがあるバトミントン競技では、身長が高い方が打点が高くなり有利です。
海外選手の平均身長は170cm以上なので、156cmの奥原選手との身長差は約15cmにもなります。そんな海外選手を相手に、世界ランク3位とトップクラスに位置しています。
粘り強くラリーを続け、相手のミスを誘うような巧みなシャトルのコントロールに秘密がある様ですね。
ご本人もインタビューで「かなり頭を使う」とシャトルのコントロールについてコメントされています。
バトミントンのコートってテレビで見ると小さく感じますが、選手の運動量は半端ありません。
シャトルの独特の軌道でコート内を縦横無尽に打ち込まれたら、かなりの体力を消耗する訳です。
頭脳と巧みなラケットさばきでシャトルを落とす位置をコントロールし、相手のミスを誘う奥原選手のプレイスタイルでは逆に身長が低いほうが有利なのかもしれません。
ですが、体への負担も半端無いようで、高校時代に左膝半月板損傷。
実業団チームに入って、右膝半月板損傷という大きな怪我を経験されています。
膝の半月板は、荷重を分散するクッションの役割を果たしていますから、バトミントン競技での膝への負担がどれほど大きなものかうかがい知れます。
怪我でかなり辛い時期を経験した奥原選手ですが、療養期間を経て完全復活をアピールするように復帰以降の大会で優勝を積み重ねています。
そして、全英オープンでの優勝で世界ランキング3位にランクイン!!
今回リオ五輪で金メダルへの期待されているという状況です。
ライバルになる選手は?
奥原選手のライバルとなる海外選手は、やはり世界ランキング上位選手。
現在、世界ランキング1位のキャロリーナ・マリン選手(スペイン)は、アジア勢が世界トップ10を占める中、唯一欧州勢としてランクイン。しかも1位2位を争う実力です。
そして、キャロリーナ選手と女王の座を奪い合う、ラチャノック・インタノン選手(タイ)、この二人がライバルとなりそうです。
奥原選手は先の全英オープンでキャロリーナ選手を下しており、そういった意味では大きな自信になっている様ですね。
また当然、中国の選手もランキング上位におり全英オープンと同じく、一試合一試合気の抜けない試合となりそうですね。
情熱大陸では、体への負担がかなりのもと感じられる場面もありました。
アスリートには怪我がつきものとは言いますが、ちょっと心配ではありますね。
当然、他の選手も同じような悩み、怪我を抱えている選手もいるでしょう。オリンピックで金メダルを獲るということが、いかに大変なことかということが感じられました。
手術で膝の状態は良くなったといものの、競技をする以上同じ負担が掛かりますので、リオ五輪に向けてのコンディション調整が鍵となりそうです!
バトミントン史上初となる、オリンピックで金メダルという快挙の期待が掛かる奥原希望選手。その活躍に期待していますよ!頑張ってください!!