夏場は汗をかくことも多く、あせもやしっしんになりやすい季節です。
そんな時期に帯状疱疹(たいじょうほうしん)になってしまいました。。。
帯状疱疹はその名の通り、帯状にしっしんやかぶれの症状が現れ、赤くは腫れ上がってしまう病気です。
最初はあせも、しっしんかな?と思って安易に市販の薬で対処していたのですが、一週間経っても腫れが引かず、それどころか腫れている部分が増えるという始末。
かゆみだけならまだしも、だるさやチクチクする痛みもあって、作業に集中できません。
これはおかしいな。。。ということで病院で診察を受けた結果、帯状疱疹と診断されてしまいました。
帯状疱疹なんて病名は初耳で、わたしの様に「あせも」や「しっしん」と勘違いして放置してしまう人もいるのではないでしょうか。
まさか、こどもの頃にかかった「水ぼうそう」が原因だったなんて夢にも思いませんでしたよ。
ネットで調べてみても、あせもやしっしんの症状と似ているのに、帯状疱疹を関連付ける情報というのはほとんど出てこない!
というこで、実体験も含めて帯状疱疹とどういった症状があるのか!?についてまとめてみたいと思います。
帯状疱疹(たいじょうほうしん)はどんな病気?
・右半身、左半身どちらか一方に、赤い斑点と小さな水ぶくれが複数あらわれる
・赤い斑点、水ぶくれが帯状になってあらわれる
・チクチク、ピリピリ刺すような痛みとかゆみをともなう
という症状が一般的だそうです。
そして、帯状疱疹はこどもの頃に「水ぼうそう」にかかったことのある人だけが発症する病気です。
水ぼうそうのウィルスが体内の神経に潜伏していて、年齢にともない免疫力が弱まってきたり、ストレスや過労による免疫力低下によっても発症しやすくなってしまうそうです。
わたしの場合
最初は左の脇の下に蚊に刺されたような赤い斑点が一つだけあらわれました。
少しかゆみもあったので「蚊に刺されたのかな?」とウナクールを塗っていましたが、蚊に刺されたのと少し違っていたのが、腕にダルさを感じていたという点です。
なので、蚊ではなく何か毒性のある虫にでも刺されたのかな?なんて思っていたんですね。
そして2~3日もすると脇下から肩甲骨にかけての皮膚が6cm✕3cmぐらいの大きさで帯状に腫れ上がり、、さらに複数の赤い斑点や水ぶくれが一気にあらわれはじめました。
仕事で汗をかくこともあったので、蚊ではなく「あせも」や「しっしん」だったのかと、市販の軟膏を塗ってみることにしました。
市販薬1個目は1000円以内の安めのものを使用しましたが、塗っても多少痛みとかゆみが抑えられたかなというぐらいで、効いた感がありません。
市販薬2個めは2000円近くするステロイドが配合された乳液薬を使用しましたが、こちらを使っても皮膚の炎症がおさまる気配はありません。
4~5日も経過すると、帯状のしっしんの中に水ぶくれがブツブツと無数にある状態にまでなってしまいました。
起きている間はもちろん、寝ている間も帯状のしっしん部分が炎症をおこして熱を持ち、痛みとかゆみで目が覚めてしまうこともあるほど。
胸や腕にも赤い斑点が広がってしまい、蕁麻疹(じんましん)なのか?と突然悪化する症状に段々不安を感じるようになりました。
この時点で、すぐに病院に行こうと思ったのですが、お盆休み中で病院が休みというタイミングの悪さ。
お盆休み中は特に大事な予定以外、すべてキャンセルして家で大人しくしていることにしました。
そしてお盆明けすぐに病院に行って診察を受けたところ、帯状疱疹と診断されたという経緯です。
お医者さんも患部を見てすぐに病名の診断をしていましたので、発症する患者さんも多いんじゃないかと思います。
◎症状の軽い帯状疱疹
◎症状の重い帯状疱疹
精神的にもけっこう辛い
患部が痛痒いので体的にも、精神的にもけっこうつらいです。
動いてると患部に衣服が擦れて痛いですし、動かないと痛痒さが気になって読書するにも、作業するにも集中できません。
かといって、患部を引っかいてしまうと跡になってしまったり、傷からばい菌が入ってしまうのでひたすら我慢しなければならないのがとても苦痛に感じてしまいます。
帯状疱疹(たいじょうほうしん)の発症しやすい人
帯状疱疹は水ぼうそうを発症させる「ウィルス」が原因ですので、こどもの頃に水ぼうそうにかかったことのある人というのは前提条件です。
わたしもそうなんですが、こどもの頃に水ぼうそうかかった記憶がありませんでした。
記憶にないだけで、水ぼうそうになったことがあるんでしょうね。
それ以外に帯状疱疹になりやすい条件は、
・50歳を過ぎると発症数が大幅に増える
・男性よりも女性の方が発症数が多い
という点がポイントになっています。
50歳を過ぎて体の免疫力が落ちてくるのが原因で、体に潜伏するウィルスが活性しやすくなってしまうそうです。
また、わたしのように50歳未満でもストレスや過労で体の免疫力が落ちてしまうと、発症してしまうことがあるということでした。
男性より女性の方が発症しやすいというのは、体力的な部分が関係しているのかもしれません。
帯状疱疹(たいじょうほうしん)・家族への感染は?
帯状疱疹はウィルスが原因ですが、空気感染や飛沫感染の心配はないそうです。
ですが、小さな子どもがいる場合にはウィルスが感染して水ぼうそうにかかってしまう可能性があります。
患部を触った手で、小さな子どもに触れないように注意はしなければなりませんね。
帯状疱疹(たいじょうほうしん)・顔に出たら即病院へ
帯状疱疹で一番怖いのが顔への発症です。
顔は体の中でも神経が集中している場所で、皮膚がとても薄い場所です。
また、人にとって重要な目、鼻、口、耳があり、帯状疱疹によって他の病気を誘発してしまう可能性があります。
場合によっては入院しなければならない事態になってしまうこともあるそうなので、顔はほんとうに注意しなければなりません。
顔に帯状のしっしん、水ぶくれ、赤い斑点を見つけたら迷うことなく、すぐに皮膚科に相談したほうが間違いありません。
帯状疱疹はウィルス性の病気なので、ウィルスが活性化して増えれば増えるほど患部が悪化していくので一刻を争うと意識して下さい。
帯状疱疹(たいじょうほうしん)・再発の心配はない?
帯状疱疹は一度発症すると、再発することはほとんどありません。という、話を聞いて少しホッとしました。
ただ、患部の神経に大きなダメージが残ってしまうため、神経痛が後遺症として残ってしまう場合があるとのことでした。
こればかりは、治ってみないとわかりませんが、現時点で痛みがけっこう激しいので心配される部分です。
帯状疱疹(たいじょうほうしん)の治療
帯状疱疹の治療は、内服薬と患部に直接塗る軟膏を処方されました。
内服薬は抗ウィルス薬、抗生物質、痛み止め、ビタミン剤などです。
特に抗ウィルス薬が重要だそうで、体の中で増殖しようとするウィルスの活動を弱めることができるそうです。
治療中はなるべく安静にして下さいと医師に言われましたが、体は動かせるので支障のない程度に頑張ってしまいそうです。
まとめ
帯状疱疹が発症しやすい体の部位はわたしの様に体の中心、背中、脇、胸といった上半身に発症しやすいそうですが、顔、腹部、下半身にも症状がでることもあるということです。
蚊に刺された、から始まってあせも、しっしん、そしてじんましんかと思って医者に行ったら、まさかの帯状疱疹。。。というか帯状疱疹という病名すら知りませんでした。
医者に行く前には、ネットでいろいろと下調べしてみたものの、あせもやしっしんから帯状疱疹に結びつく情報ってほとんど見受けられません。
ですので、同じ症状に悩む人、また症状に疑わしい部分がある場合にすぐ医者に行くという判断が出来るように参考になればと思った次第です。
繰り返しになりますが、帯状疱疹はウィルス性の病気なので、ウィルスの増幅を止めなければ良くなることはなく、痛みがずっと続いてしまいます。
ですので、疑わしかったらすぐに医者にいって診断された方が良いでしょう。