以前、千葉県の木更津にオープンしたグランピング施設、ワイルドビーチの記事を書きました。三井アウトレットパーク木更津に立ち寄った際に、オープン前の同施設の周囲をグルっと見学。
「はて?何が出来たんだろう?」
と不思議に思いましたが、キャンピング施設と聞いて驚き!
この新しいキャンピングスタイル、グランピングが今とても注目されています。
木更津でグランピング!?三井アウトレット木更津の隣にワイルドビーチがオープン!
SNSなどで発言が注目を集めるホリエモンさんも、グランピングについてブログに書いてらっしゃいました。
全国各地に関連施設が次々にオープン、もしくはオープン予定となっており、今後更にマーケットに広がりを見せそうです。
グランピングの語源
まず、語源について理解する必要がありますが、グランピングの語源は
「glamorous(魅力に満ちた・魅力的な)」
「camping」
を合わせた造語です。
なんとなく言葉の組み合わせからも察することが出来ますが、「魅力的なキャンプ」というキャンプスタイルがイメージ出来ます。
グランピングの発祥はキャンプ関連のマーケットが大きい海外になりますが、世界のトレンドを調べてみると2007年ぐらいから検索の動向が見られ、2011年ぐらいから一気にトレンドが発生しています。
アメリカやカナダ、オーストラリアといった国々で人気のあるグランピングですが、特に北欧諸国を中心に人気が高いようです。
日本では昨年、2015年から爆発的な動向が見られ、本当にマーケットはこれから!といった状況。関連施設が増えるにつれで、増々人気が上昇していきそうです。
グランピングってどんなキャンピングスタイル?
グランピングは簡単に言うと、自分で用意する物が無いキャンプ。バーベキューで例えれば、道具も食材も全て用意されていて焼いて食べるだけ、後片付けも全て施設の方でやってくれるのに近いでしょうか。
通常のキャンプですと、道具の購入、食材の用意から始まってテントの設営、最後の後片付けと全て自分で行わなければいけません。
人数が増えれば増えるほど、準備も大変なものになります。まぁ、それがキャンプの醍醐味で、それら全ての過程を楽しむのが今までのキャンプですよね。
ですが、グランピングはキャンプ道具、食材を用意すること無くキャンプ場に行って用意されたテントや食材、または料理で贅沢にキャンプを楽しむというスタイルです。
準備が無い分、その時間を使って自然を楽しんだり、ゆっくり食事をしたりとホテルや旅館に宿泊するのと同等のサービスと+キャンプが楽しめるというもの。
キャンプにはキャンプの良さがあります。例えば子供たちに自然を満喫させてあげたり、仲間同士であれば自然の中で火を囲んで夜遅くまで語り合ったり。
自然の中でしか味わえない充実した時間を過ごしつつ、グランピングではより贅沢に時を過ごせるというのも魅力です。
日本ではトレンドが始まったばかりのグランピング。
そのキャンプスタイルにはある程度の定義があるようですが、今のところ施設によっては宿泊施設としてコテージやキャビンがあったりとバラバラ。
テントにこだわらずに、グランピングをテーマとしているところもある様です。
最終的に選ぶのは消費者ですから、今後どの様なサービスが人気となり、グランピングとしての知名度を上げていくのか気になるところです。
わたし個人的にはキャンプと言えばやはりテント!風に揺れる木々の音や虫のなく声、雨や波の音をテント越しに感じながら夜を過ごせたら、なんて贅沢な時間なんでしょう!
グランピング、発祥はヨーロッパ貴族の生活にあり?
このキャンプスタイルの発祥については
・モンゴルの移動式住居であるゲルがモデルとなっている
・北欧諸国が植民地を広げていた時代、遠征先での貴族達の贅沢な暮らしが起源
・欧米人の資産家達が、アフリカを冒険した際の贅沢な暮らしが起源
と諸説あるようです。
こちらのグランピング初の季刊誌では、北欧諸国の植民統治時代に貴族が赴任先で宮殿を建設するまでのテント生活が起源になっていると言います。
テント生活といっても「貴族の生活するテント」ですから、贅沢品を取り揃え使用人が全ての身の回りの世話をする現代のキャンプとは程遠い、華やかなキャンプ生活だった様です。
そういった意味では、キャンプをするのに何も用意する必要がなく、快適な空間が予め用意されたグランピングと通ずる点も多く起源としては納得!といったところでしょうか。
4.関東で注目のグランピング施設は!
住所:山梨県南都留郡富士河口湖町大石1408
星野リゾートが昨年10月30日に開業した、富士山を望む大自然が魅力のグランピングをテーマにしたリゾート。宿泊施設がキャビンなのが個人的にはちょっと残念ですが、リゾートの名にふさわしいこだわりのある造りと空間で贅沢な時間を過ごせそうです。一度は行ってみたい施設です。
住所:千葉県木更津市金田東2-10-1
こちらのページで紹介しています↓↓↓↓
木更津でグランピング!?三井アウトレット木更津の隣にワイルドビーチがオープン!
住所:東京都江東区豊洲6丁目1-23
自然はともかく、都内に立地しているのが一番の魅力なんじゃないでしょうか。お台場やレインボーブリッジの美しい夜景をみながらグランピングというのもお洒落ですね。
住所:千葉県香取市西田部1309-29
先日、8月1日にオープンしたばかり!千葉県香取市と都心からも近く、大自然に囲まれた環境でグランピングを楽しめます。貸農園、温泉、カフェ、バーベキュー、宿泊施設の5つの施が整っており、大人も子供も揃って楽しめる施設となっています!
住所:栃木県芳賀郡 茂木町桧山120−1
ツインリンクもてぎに併設されるキャンプ場。遊園地やホンダのミュージアムがあり充実した施設でグランピングが楽しめる施設となっています。男の子が喜びそうなキャンプ場ですね!男の子が多いファミリー向けでしょうか!
5.全国で注目のグランピング施設は!
住所:三重県志摩市磯部町穴川1365-10
志摩スペイン村近く、海辺に建つ贅沢なロケーションのグランピング施設!こちらも行ってみたい!テントではなくトレーラーホーム、キャビン形式ですが、水上を散歩できるカヌー付き。まるで海外にいるようなリゾート、女性にも大人気の様です!
住所:静岡県熱海市初島
美しい海に囲まれた島、伊豆の初島にあるグランピング施設。島と言ってもアクティビティは充実しているので、ファミリーで楽しめそうです。テント以外にトレーラーヴィラも完備。忙しい日常生活を忘れて親子でゆったり流れる時間を過ごすには最適!
豊洲のグランピング施設、WILDMAGIC-THE THIRD PARK-の運営会社が新たに開業するグランピング施設。6月のオープン予定だったそうですが、工事が遅れてオープン未定となっているそうです。関西在住の方は楽しみですね!
FBI AWAJI-First Class Backpackers Inn.
住所:兵庫県洲本市五色町鳥飼浦2359
ベルギーやスェーデンから輸入したテントを使用した充実のグランピング施設。淡路島にあるということで、利用にあたっては一般常識的なルールが定められているようです!ローカルルールも意識した上で、楽しみたいものです!
その他、新しい情報が入ればどんどん更新していく予定です!
グランピングで変わるキャンプの楽しみ方!
新しいキャンプスタイルの登場で、キャンプの楽しみ方に選択肢が増えそうです。
もちろん、道具から一式揃えたいコアなキャンピングファンの方もいるとは思いますが、もう少し気軽に、贅沢にというニーズもあるのは確かです。
わたしも道具を一式揃えるのはちょっと。。。と思ってしまいます。
グランピング施設を利用することによって、準備を省いて確保できた時間を家族や仲間と過ごす時間に充てられるのであれば有意義。
消費者としては、選択肢が増えることは大歓迎。贅沢したい気持ちもあるんですけどが、後はもうちょっと価格が安いと気持ちが楽なんですけどね(笑)
まぁ、一流どころはサービスがリゾート並みなんでしょうから、リゾートホテル宿泊と大差ない価格設定には納得出来る部分もあります。
まとめ
ちょうど明日、8月11日は「山の日」で祝日!
明日からお盆休みという人も多いんじゃないでしょうか。
かなりの暑さが予想されますが、各地で山の日にちなんだアウトドアイベントが開催されるんでしょうね。グランピングの体験イベントもあるかもしれません。
グランピングはセレブの贅沢尽くしのキャンプ生活から始まった様ですが、庶民には快適さ重視で少し贅沢が出来れば程度で十分です。
自然を感じながら、家族や大切な人と楽しく過ごす時間が一番の贅沢だと思いますね!