ファッションやビジネスシーンのアイテムとして、また金運を上げたいという願いをこめてお財布の形や素材にこだわっている人も多いんじゃないでしょうか。
わたしもお財布を見て回るのが大好きなので、百貨店やお財布の専門店を見つけるとついつい見入って長居をしていしまいます。
以前、金運から見るお財布の革素材選びという記事を投稿しました。その中でちょっと意外だったのが、エイ革財布での検索が多かったことです。
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エイ革は水に強くてとても丈夫。その代わり革が固く生産性や加工性に難があって、お財布の素材で言うとあまりメジャーではありません。
ですがその風合いは海の宝石と呼ばれとても美しく、また力強さもあって手にすれば男女問わず必ず所有欲を満たしてくれる一品になってくれること間違いありません。
エイ革の特徴
エイ革とはエイの中でもアカエイの皮を加工したものです。海外ではスティングレイ、ヨーロッパではガルーシャの愛称で親しまれ、家具や装飾品に広く用いられてます。
アカエイは日本にも広く生息していますが、革材として使用されるのはタイやインドネシアに生息するアカエイのも。東南アジアで革加工されたものが輸入されています。
エイ革は
・固い
・丈夫
・水に強い
・摩耗に強い
といった特徴があって、牛革に比べ桁違いに耐久性が高く、小銭入れとしてポケットから頻繁な出し入れがあったとしても、ほとんど使用感が感じられないほど丈夫です。
丈夫で摩耗に強いことから日本では古来、武具一部として、また日本刀の柄の素材として使われていました。命を守る武具に使われるほど丈夫で、素材としての信頼性があったということですね。
エイ革の魅力
エイ革の魅力はなんといっても、ビーズを集めた様な鱗模様。磨かれたエイ革は小さな宝石を散りばめたように一つ一つが輝いて、とても美しい模様をつくりだします。
エイの皮はとても細かい突起状の鱗で形成されていています。
エイ革の加工は2種類あって
①突起状の鱗のザラザラ感を残した自然の風合いのもの
②突起を研磨して断面をあらわにするポリッシュ加工
されたものがあります。
革の風合いについては好みですが、美しいビーズ状の模様を楽しみたい場合にはポリッシュ加工されたものを選ぶとよいでしょう。
研磨された鱗はエナメル質でとても硬質。自然な光沢と、高い耐久性がありますのでほとんどメンテンナンスが必要とならないほどです。
海の宝石と呼ばれるその鱗模様は、ワニ革やヘビ革にも負けない強烈なインパクトがあるので、お財布として持ち歩いていれば注目されること間違いありません。
男女問わないデザイン
ワニ革やヘビ革は、その強烈なインパクトで少し男性向けの風合いに感じられますが、エイ革のビーズを散りばめた様な模様は男女問わないデザインというのも印象的。
ポシッシュ加工された鱗一つ一つの断面が円形に近い形状なので、女性的な柔らかさも感じさせ、普段使いにも違和感のないデザインです。
【男性向けデザイン】
男性なら無骨なバイカースタイルも悪くありません。ビジネスシーンには不向きですが、カジュアルシーンではファッションの一部として楽しめます。
【女性向けデザイン】
女性が使うなら、ターコイズ色やピンク色、黄色など淡い色のお財布がオススメ。
スタイリッシュさを出したいならブラック系を選んでも、違和感はないと思います。
スティングレイハートは幸運の印
エイ革のもう一つの特徴。
それはスティングレイハートと呼ばれるエイ革を象徴する模様です。
スティングレイハートは丁度背骨の中心に当たる部分に1箇所ある一際目立つ大きな鱗模様で、一匹のエイ革に1箇所しか存在しません。
お財布のデザインを見てもわかる通り、このスティングレイハートを強調したデザインが人気でアクセントの一つになっています。
スティングレイハートはその目の様な模様から天眼とも呼ばれ、天眼は目に見えない先を見通す千里眼の力を持っているされています。
そのため東南アジアではエイは神の目を持つ魚、ラッキーフィッシュと呼ばれ、スティングレイハートは幸運の印として信仰されています。
お財布として持ち歩けば金運をもたらしてくれるかもしれません。
5.まとめ
エイ革は加工の難しさからお財布としても流通量が少なく、店頭でもほとんど見ることがありません。
希少性もあって値段がちょっとお高めですが、牛革30年、エイ革100年と言われるように一度所有してしまえば一生ものとして使えます。
また、鱗模様の特性からほぼ一品物しか存在しませんので、世界に一つというこで所有欲を満たしてくれる点でもオススメです。
宝石ように美しいあのビーズ模様が魅力的で、財布好きならいつかは手にしてみたいお財布の一つですね。
財布って結構周りから見られてますので、持っていればさりげないアピールアイテムとしても活躍してくれそうです。