咳喘息って!?秋から冬、何日も空咳が止まらない場合は可能性大!対処法は?

なんだか最近、咳が止まらない、喉にタンがつまった様な違和感が毎日続くなんて症状がある人も多いのではないでしょうか。

秋から冬は空気が乾燥して喉の粘膜が弱くなって、咳が出やすくなる季節なんです。

あわせて、咳が何日も止まらないという場合には咳喘息の可能性も考えられます。

その発症には様々な要因が考えられ、アレルギーが原因の人もいれば、喫煙や精神的なストレスが原因な人もいると多種多様なんですよね。

原因はなんなの?と考えても、なかなかその要因が特定できないことも多いんです。

お医者さんにとっても患者さんの生活環境が関わっていることから、原因を特定するのはなかなか難しい病気の様です。

最近、わたしの周りでも、慢性的な咳に悩まされている人が多く見受けられ、そしてわたしも原因不明の咳に悩まされている一人でもあります。

もし、風邪でもないのに咳が慢性的に出て止まらないという症状があれば、咳喘息の可能性があるかもしれません。

咳喘息ってどんな病気

咳喘息は気管支喘息の様な息詰まり、喘鳴(ぜいめい)による呼吸困難はないのに、咳だけが数週間から数ヶ月続く症状のこと。

自然に完治する場合もあるそうですが、そのまま気管支喘息に発展してしまう可能性も高いそうです。要は、喘息の一歩手前、初期段階の症状と言えます。

体には異常なく痰(たん)も伴わないことから、日常生活が多忙だと咳が出るだけ、そのうち治るだろうと放置してしまいがちです。

ですが、症状が悪化し始めると突然ひどく咳き込んでしまったり、寝ている間に気管支が乾燥して咳き込んでしまい睡眠の妨げなってしまったりと、重度化が進んでしまう場合もあり、放置してしまうことのリスクがとんでもなく大きいと認識した方が良いと思います。

咳の重度化は、それだけで激しく体力を消耗し、睡眠に影響するほどになってしまうと日常生活に支障をきたしかねません。

咳喘息発症の引き金は、風邪からの場合多いそうなので、もし風邪が治った後も数週間から数ヶ月にも及んで咳が止まらない場合には、咳喘息を疑って早めに病院に行ったほうが良いでしょう。

咳喘息の主な原因は

咳喘息の主な原因と考えられるのは

・風邪からの移行
・ハウスダスト(埃・ダニ・カビ・ペット)
・アレルギー体質である(花粉症やアトピー)
・エアコンや扇風機の風(喉の乾燥)
・季節の変わり目(特に冬時期)
・喫煙
・飲酒
・ストレス

など、様々な要因が考えられています。

わたしの場合、主な原因として考えられるのは
・ハウスダスト
・エアコンや扇風機の風による喉の乾燥
・季節の変わり目
・飲酒
と、上記のような時、季節に咳の症状が酷くなるので、主な原因と考えています。

会社などに居てエアコンの風が直接当たるような場所にいると、それだけで咳が出始めます。また、咳が酷くなるのは冬の乾燥した時期で、空気清浄機と加湿器が手放せません。

咳がひどい時に、飲酒してしまうと全身の血行が良くなって喉の息詰まり感が半端無く、咳が止まらなくなってしまい薬に頼るしか無いといった状況です。

この様な状態にまで進行してしまったのも、やはり風邪からの移行で風邪が治った後、数週間咳が止まらない状態を忙しいからと放置してしまったためです。

症状は吸引ステロイド薬で軽減は出来ていますが、埃っぽいところに居たり飲酒をしてしまうと、咳の発作が出てしまう状況が数年続いていて、咳は慢性的ではなくなったものの完治はしていない状況です。

常に吸引ステロイド薬を持ち歩き、携行を忘れてしまうととても不安な気持ちになってしまいます。今思えば、もっと早く医者に行っておけばと後悔していますが、もはやあとの祭りです。

完治出来るのかわかりませんが、この症状と付き合っていくしかないのかなと思っています。

咳喘息と喘息の違いとは

咳喘息と喘息(気管支喘息)の違いについてですが、咳喘息は気管支喘息の一歩手前、というのは前述の通りです。

気管支喘息の原因は、咳喘息の原因と同じ様な原因が考えられていますが、大きな違いはその症状の重さにあります。

気管支の粘膜には異物に対抗するための細胞が多く含まれ、それらの細胞が色々な刺激に過剰に反応してしまうことによって気道の筋肉を収縮させてしまうそうです。

それにより一旦、喘息の発作が始まってしまうと、喘鳴(ぜいめい)を伴い気管支が炎症をおこして呼吸に支障をきたしてしまいます。

症状がひどい場合には、呼吸困難のため意識を失ってしまうことも考えられるそうです。

わたしはまだ、咳喘息自覚しているレベルですが喘鳴を伴って、咳が止まらなくなるという苦しさは痛いほどわかります。

ですので、初期段階(咳喘息)で、完治の可能性が高い内に対処しておくということが、とても重要ということになります。

咳喘息になりやすい環境とは

咳喘息になってしまう原因については、単純に風邪からの移行だけが原因とは言えないようです。

風邪以外にも、複合的に咳喘息になりやすい環境があった、と考えられてもおかしくはありません。

例えば

【喫煙】
タバコの煙は気管支や肺にとって異物以外の何者でもありません。
毎日、数年と喫煙し続けることによって、気管支にはかなりの負担となっています。

もともと気管支が弱い人が、喉に違和感を感じる、痛みを感じる様な状態で、だましだまし喫煙しているのであれば、咳喘息のきっかけとなってもおかしくはありません。

【1ルームの洗濯物部屋干し】
これはわたしの経験談でもありますが、1ルームでの洗濯物の部屋干しは湿気によるカビの繁殖に注意しなければなりません。

帰宅時間の関係、洗濯物を干す場所の関係、防犯上のの関係など、部屋干しをしなければいけない理由は様々です。

ですが、部屋干しした室内は、換気をしなければ湿度が80%を超える言います。

これはカビの繁殖にとって、最高の条件。濡れた衣類が壁紙などに接触していれば、壁紙にカビが発生してしまう可能性が高くなります。

もしかしたら、目の届かないところでカビが大量に発生していて、そんな空間で長い間生活していた、なんてことも考えられます。

カビが増えれば、それを食料とするダニが繁殖します。

部屋中カビの胞子だらけ、布団はダニ温床などアレルゲン物質のオンパレード状態になりかねませんので、部屋干しをする場合には常に換気を意識しましょう。

【エアコンのカビ】
夏場のエアコン、冷房使用時には気温差によって、内部に結露が発生します。この結露をずっと放置しておくとエアコン内部にカビが発生してしまいます。

何年も使用したエアコンを掃除すると、黒い液体が確認できますが、それが黒カビです。

エアコン内部にカビが発生した状態で、エアコンの運転をしてしまえば、カビを部屋に充満させるカビ発生装置になってしまっています。

これを防ぐには、冷房運転した後は送風で1時間、内部を乾燥させてあげると黒カビの発生を抑制することが出来ますので夏場は特に意識したいところです。

【ストレス・睡眠不足】
ストレスや睡眠不足は、体の免疫機能に大きな影響を与えると言われます。

影響を受ける内容は人それぞれありますが、体が弱ってしまうことによって喉の粘膜に機能が低下、結果咳が止まらなくなるというケースも考えられます。

ストレス発散のためにお酒の暴飲や、タバコを吸うなどすればストレス+αの悪循環です。

ストレスや睡眠不足から咳喘息、その後複合的な要因で本格的な喘息に発展しまうこともありますので意識しておきたいところです。

厚生労働省によると現在の日本では、全人口の50%が何らかのアレルギー疾患を有していると推定されています。

特に、気管支喘息は患いやすいアレルギー疾患でもありますので、その一歩手前の咳喘息になりやすい環境には十分注意したいものです。

咳だけが長く続くと思ったら

咳だけが数週間止まらないようであれば、迷うことなく医者に行くべきです。

咳喘息に似た病気で、百日咳がありますが、こちらは百日咳菌が原因の感染症です。菌による感染症なので、患者の咳やくしゃみによる飛沫感染の可能性があります。

また、その他の病気の可能性が考えられますので、いずれにしろ病院での診察で病名をはっきりさせておくことに越したことはありません。

咳喘息の場合、吸入ステロイド薬が処方されるのが一般的で、最初は継続して吸引し、慢性的な咳き込みを押さえて、症状が軽くなってきたら徐々に吸引回数を減らして経過を見ます。

わたしの場合も、同じ対応で現在では吸引回数を減らして使用して、咳込みを抑えているといった状況です。

ただ、冬時期になるとどうしても空気が乾燥しがちなので、咳き込むことが多くなってしまう傾向にありますね。

その場合は、加湿器や水分の補給をこまめに行うなど、意識することによってある程度改善は可能です。

吸入ステロイド薬の副作用は

※副作用は人によって出る、出ない、どの様な副作用があるかは人それぞれ異なります。わたし個人の場合ということで参考までに記載しています。

吸入ステロイド薬は
・アドエア
・シムビコート
・フルティフォーム
・レルベア
などの種類があります。

いずれも医師の診察がなければ処方されない薬で、市販では購入することが出来ません。

わたしは最初、アドエアを使用していましたが副作用として声のかすれがひどく出てしまったので、現在はシムビコートを使用しています。

個人的に効果が高いのはアドエアだったのですが、仕事への影響も考えて、医師に相談して薬を変えてみることにしました。

結果、声のかすれは軽減されましたが、咳止めの効果はアドエアの方が高かったかなと感じています。

その他、吸引ステロイド薬の副作用としては
・口腔カンジダ症
・呼吸器カンジダ症
・咽喉刺激感
・口腔刺激感
・口腔違和感、
・咽喉違和感
などを感じる人もいるそうです。

わたしの場合は声のかすれ以外は特に感じることはありませんでした。

吸引ステロイド薬を使用した後に口をすすがないとガンジタ症、口や喉にカビが発生してしまうことがあるそうなので、その点は徹底して行っています。

家で咳を軽減するには

咳が止まらない時は、まずは薬を使用するのはもちろんですが、それ以外にも咳を軽減する工夫をしています。

【加湿器】
冬になると加湿器が手放せません。デスク用はミストが出るタイプ、寝室用はミストが出ないタイプと使い分けています。

【デスク用】
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ミストが出るのがポイントで、部屋全体というよりは顔のまわりにミストを向けて加湿された空気を吸えるようにする感じですね。

写真を取るためにミストを最強にしていますが、普段は一番弱くして使用しています。ライトも点灯します。

【寝室用】
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寝室用はダニの温床となる布団を加湿器のミストで濡らしたくないので、ハイブリット式にしています。部屋が乾燥していると、寝ている間に咳が出やすいのと、布団から出るダストを落としてくれますので寝室の加湿器は必需品です。

【空気清浄機】
ハウスダストが原因で咳が止まらない人は必需品です。わたしの場合は特に布団から出るハウスダスト+寝ている間に咳が止まらないことが多いので寝室で使用しています。

ちなみに空気清浄機にも加湿機能はついていますが、加湿器の後に空気清浄機を買ったので空気清浄機の加湿機能は使用していません。

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【布団乾燥機】

布団乾燥機も必需品です。そもそもわたしの咳がひどくなったのも、布団のハウスダストが原因じゃないかと思っています。

布団はダニの温床で、ダニの死骸が布団から舞ってアレルギーの原因となるのはご存知の方も多いのではないでしょうか。

ダニを死滅させるためには高温で乾燥させる必要があり、そこで活躍するのが布団乾燥機です。

布団乾燥機を使用したあとは、クリーナーでダニの死骸を吸い取ります。

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咳が止まらず苦しければ、まず薬を使用して楽にしてあげることが大事ですが、できれば薬の使用頻度は低く抑えたいものです。

とくに秋から冬にかけては、乾燥やハウスダストが喉の大敵ですので、普段から対策を意識して薬に依存しすぎないように注意しています。

まとめ

最初は風邪でもないのになんだろう?喘息かな?なんて思っていたのですが、病院での診断は咳喘息でした。

この慢性的に咳が止まらないというのは、大病の初期症状にも見受けられることがあるそうなので、体は元気だしそのうち治るだろうなんて過信してしまうのは危険です。

咳喘息は、生活環境や生活習慣が大きく関係した病気なので、これからもっと患者数が増えていく傾向になるのではないでしょうか。

周りに体は何でもないのに、何週間にも渡って咳が止まらないと悩んでいる人はいませんか?もしかしたら咳喘息かもしれません。