げんを担ぐという言葉、日常的によく使いますがよく考えてみると不思議な言葉です。
げんってなに?しかも担ぐって?と思ってしまいますよね。
運を上げるとか、運を招くとか、それに近いニュアンスで使われる訳ですが、その由来は江戸時代にまでさかのぼります。
げんを担ぐ=縁起を担ぐとも言い換えられ、担ぎ方は人それぞれ。またシチュエーションによっても異なって方法も多岐にわたるところに面白みを感じます。
そんなげん担ぎの由来や意味、シチェーション別のげん担ぎをまとめてみました。
げん担ぎの由来
げんを担ぐ(験を担ぐ)の由来については諸説ありますが、江戸時代に博打打ちの間で流行した逆さ言葉が起源であるというのが有力な説なのだそうです。
もともとは縁起担ぐ(えんぎを担ぐ)で使われてきた言葉を、逆さ言葉で「ぎえんを担ぐ」と言っていたようで「えんぎ」→「ぎえん」から「げん」と言い換えられて最終的に「げんを担ぐ」という言葉に発展したということです。
博打打ちの間で流行ったということですから「今日は縁起がわりぃ~な」なんてちょっと上品すぎ。「今日はぎえんがわりぃ~な」→「今日はげんがわりぃ~な」なんて現代と同じように略語感覚で使っていたんじゃないかと個人的には想像します。
げん担ぎの意味とは!?
げんを担ぐの意味は、良い出来事あった時にしていた行動を行うことによって幸運を再度招こうとする行為のことです。自分だけに限らず、こんな噂を聞いたからと他人の行動を真似するということもありますよね。
このげん担ぎは紀元前のローマ時代には既にあったということですから、もはや人間の潜在的な意識と言っても過言ではないくらい私達の生活に馴染みの深いものとなっています。
わたしの超絶大好きな宝くじで例えると
・財布の使い始めは吉日にする
・財布を買うなら長財布と決めている
・人気のある宝くじ売り場で買う
・宝くじは吉日に買う
・買った宝くじは神棚にお供えして必勝祈願
・玄関とトイレの掃除は欠かさない
など、宝くじに当せんを夢見てげんを担ぎまくっています。
げん担ぎはとりわけ、ここ一番という勝負事と関係が深いようです。
超一流のアスリート、大リーガーのイチロー選手や前田健太選手は担ぐげんの数が半端ないことでも有名です。
その他トップアスリート多くが試合前には、なにかしらげんを担いでいます。
ミュージシャンや俳優などもげん担ぎをルーティーン化している人も多いですよね。
そうゆう意味では、わたし達も深く意識はしていないものの、なんかこだわっちゃうんだよな~と言うようなげん担ぎを日常的にしているということになります。
運が良かった時のことを思い出して、今回も上手くいくと自分自身に暗示を掛かている訳です。
シチュエーション別のげんの担ぎ方
・オクトパス(タコ)のアクセサリー → 置くとパス(受験に)
・キットカットを食べる → きっと勝つ
・五角形の鉛筆を使う → ごうかく
・納豆を食べる → 粘る・ネバーギブアップ
・ウィンナーを食べる → WINNNER
・伊予かんを食べる → いい予感
受験はその後の人生を左右する重要な節目。
言霊とはよく言ったもので、受験に関するげん担ぎは語呂合わせが多いですね。
語呂でもなんでも受かってしまえばこっちのもんじゃい!
という意気込みで受験を控えた皆さん頑張ってください。
・運が良かった時の下着やスーツを着る
・曜日によってネクタイの色を決めている
・下着は赤いものを身につける
・高価な時計を身につけて意識を高める
・高価な靴を履いて意識を高める
・運が良かった時のアクセサリーを身につける
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仕事や就職でのげん担ぎはアスリートのルーティーンに似ています。決まった行動をすることで、仕事運のアップを意識します。
女性の勝負下着ではありませんが、男性もここぞ!という時には勝負パンツで乗り切ってみてはいかがでしょうか。赤パンツが人気です。
また金運を招くパワーストーンや純金製のアクセサリーを身に着けてげん担ぎしている人も多いです。
・普段より良い化粧品を使う
・一番お気に入りの下着を着る
・一番お気に入りの服を着る
・ラッキーアイテムを身につける
・焼肉を食べて精力をつける
・鏡を見て恋愛成就の自己暗示を掛ける
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恋愛や結婚については特に女性の方がげんを担ぐ意識が高く、普段からこだわって実践している人も多いんじゃないでしょうか。
恋愛運を上げるためには、まず身だしなみを強く意識する人が多いです。恋愛や結婚のチャンスがいつ訪れても良いように意識しておくことによって、自然と運気があがる訳ですね。
ちょっとした変化に気づいてくれるような相手は、意識してくれている証拠です。
いままで圏外だった人が急浮上なんてことがあるかもしれません。
・携帯の待ち受けを縁起の良い画像にする
・ここぞという日の前日にはカツカレーを食べる
・認印や実印の材質にこだわる
・財布の色や形にこだわる
・寝る前や寝起きに瞑想
・ラッキーカラーを意識する
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日常生活には各シチュエーションのげん担ぎが含まれます.
毎日決まった行動をすることによって、安定した日常を心がけるという願掛けの一種。
わたしも色々こだわってしまう方なので、げん担ぎという程の意識はまではいかないものの生活のリズムの中で決めていることは多々有りますね。
その方が気分が落ち着く、集中できると言った、ルーティーンに近いかもしれません。
まとめ
げん担ぎは良いことがあった直前にしていた行動を意識することによって、物事が上手くいくように自分に暗示をかける一種の願掛けです。なので、人によって全く異なる点も面白いところです。
友人同士でもこんなげん担ぎをしているとはあまり話題になるこ少ないですが、もしかしたら超意外なげん担ぎをしているかもしれませんね。
わたしがここ最近意識しているげん担ぎは、朝と夜に毎日瞑想を欠かさないこと。
瞑想して呼吸を整えるとなんだか頭がスッキリして、寝る前にもオススメです。
担ぐのはタダですから、げんを担ぎまくって勝運、招運のスイッチをオンしましょう。