リオ五輪の選手村がオープンしました。
というか、工事が間に合っておらず工期切れで無理やりオープンさせちゃった様ですね。
数カ月前から一連の報道で、なにかこう全体的に上手く行かないんじゃないかとは思っていましたが、開催前にいきなり選手村で問題発生とは!
オーストラリアの選手団が、居住出来る状況ではないと抗議。
会場周辺のホテルに滞在することを発表しました。
居住出来ない状況って、どんな状況?
今回、リオ五輪選手村の規模はマンション型の建物が31棟、計1万7000人以上の選手、関係者が滞在する施設となっています。
今日から宿泊を始める予定であったオーストラリアの選手から
・トイレの水が流れない
・階段は照明が点かず真っ暗
・電気配線がむき出しの状態
・清掃が必要な程、床が汚い
・部屋中にガスの臭いが立ち込めている
などの報告があったそうです。
オーストラリアと同じく選手村オープン初日から滞在を始める予定であった他国の選手、そして日本の選手も同じような状況下にあると伝えています。
31棟全てが同じような状況!?選手が休息し、快適に過ごすための施設でなければならないはずが、選手達には目を疑いたくなるような状況の様です。
ガスの臭いなんて、完全にガス漏れなんじゃないかと思われ、一歩間違ったら爆発事故にもなりかねません。
そもそも建物自体も大丈夫なのか?とちょっとビビってしまいそうです。
#リオ五輪 の#選手村 です。まだ工事中。ここが五輪施設であることを示すようなものはありません。 https://t.co/cTI1SJUyKh pic.twitter.com/aK33hQ4fHC
— 朝日新聞社会部 (@Asahi_Shakai) 2016年7月6日
こちらのニュースを見ると、選手村の外構工事も一部手がつけられていない様です。
マンション本体の内外装が遅れで、外構工事も遅れているという印象です。
今回の選手団の抗議の内容を聞くと、やはり工期的な危機が迫ってからかなりの突貫工事を行ったのか、焦ることもなく「ここまでしか無理!」と、とりあえずオープンさせたという状況なのでしょうか。
抗議に対しての対応については、選手村の村長を務めるブラジル元女子バスケット代表のジャネト・アルカイン氏が
・3日以内に問題を解消する
・作業員を増員した
とコメントし、状況の改善を約束しています。
ですが、選手村の全31棟のマンションの規模から推測するに1棟当たり150~200戸の部屋数がありますので、それを3日間で全て改善するなんていくら作業員を増員したところで不可能に思えます。
それとも、抗議の出ている国のみ取り急ぎ対応していくということなんでしょうかね。
実際、既に入村済みの日本の選手は自分で床掃除をしたということです。
本当に治安が悪いとか、水が汚いとか、競技場の工事が間に合わないとか次から次へと問題が露呈してきますね。
オリンピックは国の発展の象徴として、世界にアピールをする絶好のチャンスでもあるわけですが、リオ五輪については完全に逆効果になってしまっているようにさえ思えます。
オリンピック開催国として、選手が競技に専念出来る環境だけはなんとか体裁を整えて、開催国としての責任を果たして欲しいですね。